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ジャケット絵について

今日はジャケット絵について書きたいと思います。長文です! ジャケットは全て油絵で描いたものにデジタル補正をして仕上げてます。 油絵は5年ぐらい前から描き始めました。 もともと絵を描くことは音楽より好きな子ども時代でした。 鉛筆をもてた日から、高2ぐらいまでは毎日絵を描いてました。 子どもの頃の夢は漫画家。 小学生の頃から集英社に描いた漫画を何作も投稿するようなプロ意識の強い子でしたが、 惜しくも入選はできなかったようです笑 冨樫義博さんとかが入賞してましたね。 同じ目線で「やられたな〜」と思うような子でしたが、 毎日絵を描いていた甲斐あってか、小、中、高校の美術は学校で1番成績は良かったと思います。 音楽はボチボチ良かったぐらいでしたね笑 それと同時に高1からバンドを始めて、高2から作曲を始めて、 高3の頃は気がついたら全く絵は描かなくなってました。 絵は好きだったけど、時間のプライオリティが変わっていってしまった。 絵と音楽がクロスフェードした時期です。 当時思っていたのは、 「絵は1人でもできるからいつでもできる。バンドは1人ではできない。 だからバンドをやるのは今しかない!」 そんな感じでしたね。 結局、その後バンドで生きていくのではなく、 1人でもできるDTMコンポーザーになりたいという境地に至るんだけど笑 そんなこんなで、高校以来、何十年と絵はほぼ描かなかった。 音楽一色です。 でも僕の曲は情景音楽だと思ってます。 情景が思い浮かぶような音楽。 絵を描く余力もなく、音楽に没頭すること何十年。 でもあるときから、情景音楽を作っているという意識から情景を描いた絵に興味を持ち始めた。 音楽を作りながら、リアルタイムで具体的に思い浮かんでいる景色を自分で描いてみたらどうか。 しかも油絵はどうか? ファンタジー絵を油絵で描くというのはあまり見たことはないから、おもしろいんじゃないか? そんなところが発端です。 油絵は描いたことはなかったけど、基本的な道具を揃えて描いてみた…が、 1枚目はまるでダメだった。 自分のイメージとは程遠いものだった。 初めてなんだから、当たり前と言えば当たり前なんだけど、 どこか自負があったのか、いきなりうまいんじゃないか?笑という期待もあったのだろう。 何がいけないのか?いろいろダメすぎて、何がダメなのかも見えてこない。 ただじっくり考えてみたとき、奥行きがない、立体感がない、というところが1番気になった。 子どもの頃に描いていた漫画は基本的にキャラクター絵がメインだが、漫画にも背景はある。 その時いくつか注意していたことを思い出した。 背景を描くのに奥行きを意識しないというのは全然ダメじゃないか!(笑)と。 もう一度描いてみたが、2枚目で飛躍的に成長した!笑 さすが俺!!これぞ俺!!笑 やってやれないことはないぜ〜! と調子に乗ったこの成功体験が糧となり、どんどん描くようになり、今に至るという感じですかね。 ま、冷静に考えれば描けないことだらけだし、やっぱり奥行きは難しい。 でも昔とはまた違った油絵というジャンルの絵を描くおもしろみも感じてて、楽しい。 そして、自分の曲のイメージ絵は自分が一番近いものを描けると思える。 クオリティーより音楽と絵が全く同じ方向性になっていることが大事。 だから、僕には描かないといけない理由があるわけです。 よくよく考えたら、奥行きや立体感って音楽作ってても気にするところやんと思うとやっぱり、 表現媒体が違うだけで音楽と絵の表現しようとする源は同じだと感じます。


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